主な外貨建て金融商品
主な外貨建て金融商品には次のようなものがある
外貨預金
内 容 | 外貨で行う預金。仕組みは円預金と同様 |
ポイント | ・預金保険制度の保護の対象外 ・外貨定期預金は原則として中途換金できない |
課税関係 | ・利息は利子所得 ⇒ 源泉分離課税(税率は20.315%) ・為替差益は雑所得 為替予約を付した場合:源泉分離課税 為替予約を付していない場合:総合課税 |
外国株式
内 容 | 外国の企業が発行している株式 |
ポイント | 取引を行うにあたっては、証券会社に外国証券取引口座を開設する必要がある |
取引方法 | ・外国取引:証券会社が投資家の売買注文を取り次いで外国の市場で売買する方法 ・国内委託取引:国内の証券取引所に上場されている外国株式を売買する方法 ・国内店頭取引:証券会社が保有する外国株式を国内で売買する方法 |
課税関係 | 国内株式と同様 ・売却益は譲渡所得(申告分離課税) ・配当金は配当所得(源泉徴収)⇒配当控除の適用なし。外国税額控除の適用はあり |
外国債券
内 容 | 発行者、発行場所、通貨のいずれかが外国である債券 |
ポイント | 取引を行うにあたっては、証券会社に外国証券取引口座を開設する必要がある |
外国債券 の分類 | ・外貨建て外債:払込み、利払い、償還のすべてが外貨建ての債券 ・・・このうち外国の発行者が日本国内で発行するものをショーグン債という ・円建て外債:払込み、利払い、償還のすべてが円建ての債券 ・・・このうち外国の発行者が日本国内で発行するものをサムライ債という ・・・発行者を問わず、ユーロ市場(日本以外の金融市場)で円建てで発行するものをユーロ円債という ・二重通貨建て債券:払込み、利払い、償還に複数の通貨が用いられる外国債券 ・・・払込みと利払いが同じ通貨で、償還が異なる通貨のものをデュアルカレンシー債という ・・・払込みと償還が同じで、利払いが異なる通貨のものをリバース・デュアルカレンシー債という |
課税関係 | 国内株式と同様 |
外国投資信託
内 容 | ファンドの国籍が外国にあり、外国の法律にもとづいて設定される投資信託 ・代表的なものに外貨建てMMF(外国籍の公社債投資信託)がある |
外貨建て MMFの特徴 | ・外貨建ての公社債や短期の金融商品などで運用されている ・申し込み手数料は無料 ・いつでもペナルティ(信託財産留保額)なしで換金可能 ・外貨預金と比べて為替手数料が安い ・外貨建てMMFだけの利用であれば、外国証券取引口座の口座管理料はかからない(口座開設は必要) ・売却益(為替差益)は平成28年以降は譲渡所得として課税される ・毎月決算が行われ、分配金は毎月末にまとめて再投資される |
外国為替証拠金(FX)取引
内 容 | 一定の証拠金を担保として、外国通貨の売買を行う取引 |
ポイント | 少額の証拠金で何倍もの外貨を売買することができるため、ハイリスク・ハイリターンの取引 |
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