第三分野の保険とは
生命保険(第一分野の保険)、損害保険(第二分野の保険)のいずれかのカテゴリーにも属さない種類の保険を第三分野の保険という
第三分野の保険は、病気、ケガ、介護などに備えるための保険。
医療保険
病気やケガによる入院、手術などに備える保険
★ 1入院について、支払日数の限度(60日、120日など)がある
※1入院については、退院日の翌日から180日以内に同じ病気で再入院した場合は、前回の入院と合わせて1入院となる
★ 終身型と更新型(定期型)がある
★ 入院中でも請求可能
★ 正常分娩や美容整形に伴う手術等は、補償の対象外
がん保険
がん保険は、補償の対象をがんに限定した保険
がん診断給付金 | がんと診断されたときに支払われる給付金 |
がん入院給付金 | がんで入院したときに支払われる給付金 ★入院初日から日数無制限で支払われる |
がん手術給付金 | がんで所定の手術をしたときに支払われる給付金 ★手術の種類に応じた給付金が支払われる |
がん死亡保険金 | がんを原因として死亡したときに支払われる保険金 |
★ 一般的に責任開始日から90日間(3カ月間)程度の免責期間が設けられる
★ 定期型と終身型がある
生前給付型保険
特定疾病保障保険(三大疾病保障保険)
3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)の診断があり、所定の状態になったとき、生存中に死亡保険と同額の保険金(特定疾病保険)が支払われる保険
★特定疾病保険金を受け取った時点で契約が終了し、その後死亡しても死亡保険金は支払われない
★特定疾病保険金を受け取ることなく死亡した場合は、死亡保険金が支払われる
リビングニーズ特約
リビングニーズ特約は、余命6カ月以内と診断された場合に、生存中に死亡保険金が前倒しで支払われる特約
★特約保険料は不要
1.先進医療特約の対象となる先進医療は、給付時点ではなく保険契約時点で厚生労働大臣により定められたものとされている。
2.特定疾病保障定期保険は、保険期間中、特定疾病保障保険金の支払事由が発生せずに、被保険者が死亡した場合、死亡保険金が支払われる。
3.ガン保険では、ガンによる入院により被保険者が受け取る入院給付金については、支払日数の上限はない。
4.医療保険では、人間ドックで異常が認められて医師の指示で治療を目的とする精密検査のために入院した場合、入院給付金が支払われる。
【解答】1
1.不適切
先進医療特約の対象となる先進医療は、保険契約時点ではなく、給付時点で厚生労働大臣により定められたものとされている。先進医療特約では、保険加入後に新しく認められた先進医療も対象となる。この選択肢は、「保険契約時点」と「給付時点」が逆になっているため、不適切。
2.適切
特定(三大)疾病保障定期保険は、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中になった場合に保険金が支払われる保険。ただし、保険期間中、被保険者が特定(三大)疾病にかからずに、死亡・高度障害状態となった場合には、死亡・高度障害の原因にかかわらず、死亡保険金が支払われる。例えば、特定疾病保障定期保険の被保険者が、特定(三大)疾病にかからずに、交通事故で死亡した場合でも、特定疾病保障定期保険から死亡保険金が支払われる。
3.適切
ガン保険では、ガンによる入院により被保険者が受け取る入院給付金については、支払日数の上限はない。ガン保険の入院給付金は、1回の入院や通算の入院について、支払日数が制限されていない。
4.適切
医療保険では、人間ドックや健康診断など、治療目的でない入院は、入院給付金の支給対象外となる。ただし、人間ドックで異常が認められて、医師の指示で治療のために精密検査で入院した場合には、入院給付金が支払われる。
今日の活動記録~
関東は梅雨入りですもんね~~~