スポンサーリンク

アフガニスタンって何がどうなってってるの?

スポンサーリンク
その他
スポンサーリンク

アメリカのバイデン大統領は2021年4月14日、トランプ前政権が2020年2月にタリバンと交わした米軍の完全撤退を含む和平合意に基づき、アフガニスタンからの最終的な米軍撤退を2021年5月1日から開始し、9月11日までに完了するとした。

すると、反政府武装勢力タリバンが首都カブールに進攻し、8月16日政府に対する勝利を宣言し、アフガニスタン政権は事実上崩壊しました。

いったいどうなっているのか?今更ながら少し復習してみようヽ(^o^)丿

アフガニスタン基礎情報

国 名 アフガニスタン・イスラム共和国
首 都 カブール
基本情報 人口: 3,266万人
国土面積: 652,900 km²
言語:  ダリ語、パシュトゥー語
平均寿命: 63歳 

アフガニスタンの歴史

「文明の十字路」と呼ばれるアフガニスタンは、古代から交易の中継点として栄えた。
18世紀にはアフガニスタン人の王朝が成立。しかし1973年にクーデターが起こり共和制を導入。

その後再び共産主義政党によるクーデターが発生し、1979年12月、革命を救うとの理由でソ連がアフガニスタンに侵攻した。

ソ連が反ソ派のムジャヒディン(イスラム聖戦士)を攻撃する一方、米国がこれを支援し「米ソ連代理戦争」へと発展。

1989年のソ連撤退後も激しい内戦は続き、多くの人々が難民となり、パキスタンなど近隣国へ逃れた。こうした中、1994年にアフガニスタン南部でタリバンが結成され急速に勢力を拡大し、1996年にはタリバン政権が発足した。

2001年9月11日米国で同時多発テロが発生。
これを実行したとされる国際テロ組織アル・カーイダをタリバン政権が援護しているとして、10月7日、米国主導によるアフガン空爆が開始され、同年12月、タリバン政権は崩壊しました。

軍事作戦と同時に、タリバン政権崩壊後の暫定政権樹立に向けた調整も進められ、12月には「ボン合意」が成立。カルザイ議長を中心とする暫定行政機構が発足した。

2004年1月には憲法制定ロヤ・ジルガ(国民大会議)により新憲法を採択、10月にはアフガン史上初の大統領選挙が行われ、カルザイ大統領が選出されました。

しかし、治安は再び悪化し、タリバンなど反政府武装勢力とアフガニスタン国軍、多国籍軍の戦闘は激しさを増した。

2014年末には多国籍軍からアフガニスタン側への治安権限が委譲され、多国籍軍の撤退が進められましたが、治安はその後も悪化の一途をたどっている。

タリバンとは

タリバンとは 、イスラム教を学ぶ「神学生」という意味で、隣国パキスタンのイスラム神学校で教育を受けた学生たちが「真のイスラム国家の樹立」を掲げて結成した。

勢力を急速に拡大しながら、2年後の1996年には、首都カブールを制圧して政権を樹立し、国土のほとんどを支配下に置いた。

イスラム教を極端に厳しく解釈した政策をとり、女性の就労や教育を制限したほか、2001年には「偶像崇拝はイスラム教の教えに反する」として、世界的な仏教遺跡であるバーミヤンの大仏を爆破し、国際的な批判を浴びた。

2001年のアメリカ同時多発テロ事件では、首謀者である国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者の身柄の引き渡しを拒否したため、アメリカ軍などが、アフガニスタンへの軍事作戦に踏み切り、タリバン政権は崩壊した。

崩壊後のタリバン

政権崩壊後、タリバンの一部の勢力は拠点のあった南部カンダハルを中心に態勢を立て直したり、隣国パキスタンとの国境地帯に潜伏したりして戦闘能力を増強。

そして、2014年にアフガニスタンに駐留する国際部隊の大部分が撤退したのをきっかけに、その隙を突くように勢力を盛り返し、テロや襲撃を繰り返すようになった。

その一方で、タリバンは2013年に、中東カタールの首都ドーハに対外的な窓口となる事務所を開設し、アフガニスタンの和平に向けて、当時のアメリカのオバマ政権と水面下で接触を続けたほか、2018年からはトランプ政権と和平交渉に向けた協議を行い、2020年2月アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の完全撤退を含む和平合意に署名した。

和平合意を受けてアメリカ軍がことし4月末から撤退を始める中、タリバンは、アフガニスタン各地で攻勢を強めて支配地域を拡大していった。

今回のできごと

アメリカ政府とタリバンの和平合意ではアフガニスタンに駐留するアメリカ軍などが合意から14か月以内に完全撤退することが盛り込まれ、ことし5月1日までという撤退の期限が示された。

ただ現地では和平合意以降も戦闘やテロが相次ぎ、2021年1月に発足したバイデン政権は期限を4か月余り延期して同時多発テロから20年となることし9月11日までに完全撤退させると決めた。

さらに7月、バイデン政権は現地のアフガニスタン政府軍には十分な力が備わっているなどとして完全撤退の時期を8月末とする方針を発表した。

すると、
・反政府武装勢力タリバンが首都カブールに進攻し、政府に対する勝利を宣言
・ガニ大統領は出国し、アフガニスタン政権は事実上崩壊
・カブールの国際空港周辺には国外脱出を希望する数万人の市民が集まり混乱が広がる
・EUがトルコにアフガニスタン難民の受け入れを依頼するが拒んだ
・アフガニスタンに残る日本人を退避させるため自衛隊機が出発
・アメリカのバイデン大統領がアフガニスタン退避時期を延期しないことを発表
・退避を希望する日本大使館などの現地職員とその家族が最大500人残っている
・航空自衛隊の輸送機でカブールの国際空港から日本人女性1名をパキスタンに退避させた
・現在も航空自衛隊の輸送機をイスラマバードに待機させている
・カブールの国際空港付近で自爆テロ発生。200名超えが犠牲か
・アメリカが自爆テロの報復として過激派組織ISの地域組織に対し無人機による攻撃を行う

まだまだおさまりそうにないけど・・・


40代 楽天市場の購入ランキング
 

今日の活動記録~
毎日暑い日が続きますがみなさん大丈夫ですか???

その他
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Follow Me!
スポンサーリンク
おっさんのドタバタ奮闘記ブログ

コメント